#64「バイクパニック、ホーチミン!」

公開日: : 最終更新日:2015/07/10

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バイクの波!
鳴り続けるクラクション!

もう誰が誰に鳴らしているのかさえもわからない。まるで、この街に住む人全員でレースをしているみたいだ。

ここはベトナム最大の都市ホーチミン。
バイクや、シクロや、自転車が、がちゃがちゃと今にもぶつかりそうに、それでいて器用に避けながら走っていた。

2人乗りや3人乗りは当たり前!4人乗りや5人乗りも、何度となくみかけた。これがこの国では当たり前のことなのだ。

街の中心部から少し外れると、信号がほとんどない。横断歩道はあることはあるが、問答無用!歩行者が歩いていても、決して止まることはない。「教習所はいったい何を教えているんだろうか?」と疑問に思ってしまうほどだ。

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それでいて事故がおきないから不思議だ。
通行人もバイクを運転する人も、それぞれを器用によけてゆく。

それから、もうひとつ不思議なことがある。
こんな喧噪の中にいたら、排気ガスと騒音にやられ、街を歩くのも嫌になりそうだが、むしろ逆!走るバイクの群れを、ずっと眺めていても飽きることがなく、なんだか楽しい。

小さな屋台で食事をする人。ベトナム式の将棋をする人。特に用もなく座っている人。歩道には大勢の人がいる。そして、誰もがプラスチック製の低い椅子に座っている。

その横を三角形のベトナム笠をかぶったおばちゃんが、小さな肩に天秤棒をかつぎ、籠にココナッツジュースや土産物などを入れて調子をとりながら歩いている。

眺めているだけで、こんなにも飽きずに楽しめる街は初めてだ。

アジアの人間が発するエネルギーの塊が、自分の身体めがけて突進してくるような感覚がたまらない。全身の血が騒ぎだし、視線がありこちを走った。

バイクで走る人の波、歩道にたむろする人の群れ。
どの顔もみな、生命力にあふれ、どの顔も笑っている。

ここは、沸き上がるような人間の熱に包まれた街、ホーチミン。

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